ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方 [ 沢渡 あまね ] 価格:2,508円 |
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2020年12月29日火曜日
【本紹介】ここはウォーターフォール市、アジャイル町 -ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方-(沢渡あまね、新井剛著)
2020年12月13日日曜日
【本紹介】「地方」と「努力」の現代史
【地方出身の馬が中央で勝ち、アイドルに。それは[田舎から出てきた人が都会で活躍する]と同列なのか?】
その作られたイメージの間違いから始まり、地方競馬のイメージと実情との乖離、ギャンブルと税、ギャンブルと郊外、ギャンブルに集う人たち。どのように過去のイメージが変わり、同時代の似たものと被り、時代のアイコンと化すか。【競馬場は、赤ぺん刺した小汚いおっちゃんが集う場所】【ギャンブル場は地方を潤す】。そういったギャンブル場のイメージは、今どう変わっているか、変わろうとしているか。
馬、競馬場、ギャンブルに関するイメージだけではなく、あらゆる概念は、「その時代を生きてその空気の中で感じていたもの」「数年後に振り返って捉えるもの」とはギャップがある。そのギャップに気が付かないまま、人は生きていく。今(2020年12月)にしても、コロナ第三波が来たとか菅政権がどうのとか、「今(2020年12月)に自分たちが感じている「今」」は、一年後に振り返るとまったく違うイメージでとらえているのだろう。そこに自分自身は気が付かない。「たぶんあの頃もそうだったよな」とかなんとなく思うだけだ。
その時代を生きていても、振り返ると正しいイメージで過去、歴史を捉えているとは限らない。その「なんとなく」を明確にするため、当時の新聞記事等から、当時の人がどう捉えていたか、そして時がたってどういうイメージに変貌しているかを、アイドルホースを主題として洗い出していく。
ハイセイコーとオグリキャップも、当時は全く違うものとしてとらえられ、オグリキャップは過労死や金と結び付いた負のイメージがあったのに、バブルの華やかな象徴、立身出世の代名詞として、まとめて扱われるようになる。いつからそうなったのなんて、気が付けばそう捉えてしまっていると、そんな「前のイメージ」があったことすら人は気が付かない。だが、当時の新聞記事や雑誌は、そのイメージを切り取って形にして、今に残している。ただ、そういった媒体はその時代の空気を読んでいたり、空気や思想を導こうとしたり、それすら本当に正しいとは限らない。
歴史というものをどうひも解いていくか。何が正しい歴史で、その当時の人が考えていた時代なのか。その研究の難しさを明らかにする一冊。
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【本紹介】21Stepで体得 Vue.jsハンズオン
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2020年11月28日土曜日
第2回 量子コンピュータ最前線(慶応義塾大学量子コンピューティングセンター)
冒頭の、「量子コンピュータでxxができたと報告すると、xxは既に普通のコンピュータでできているだろうと言われるが、幼稚園の運動会のようにまだ発展途中での発表だと答えるようにしている」というのがなかなか興味深い。
どのようなケースが量子コンピュータでの解析に適しているのか、のネタ選びはこの2年で結構見えてきたのか? 各チーム(システム、化学、金融等)、企業、大学の垣根を越えての協業しつつ、実際の量子コンピュータを直接使って研究できるのはやはり大きいアドバンテージなのだろう。